普通の中年のおばさんは、あまり雑誌というものを買いません。
で、世の中には、普通のおばさんが多いのです。
ここでいう中年のおばさんとは、50代の女性です。
彼女たちは、自宅で読むものに、不自由はしていないのです。
活字世代ですから、新聞は読みます。
若者は、新聞を購読していない割合もけっこう高いのですが、50代は、新聞は基本的に好きです。
そして、自宅に、会員誌やダイレクトメールがどんどん来ます。
クレジットカード会社から、金融会社から、旅行会社から、デパートから、通販会社から。
立派な装丁で、読み物や実用情報が盛りだくさん。
フリーペーパーやフリーマガジンも豊富です。
それらにざっと目を通すだけで、時間がとられます。
趣味や教養についてさらに知りたいときには、雑誌を買わないで、図書館を利用します。
昼間の図書館は、新聞をぼうっと広げているおじさんと、何か探しものをしているおばさんとでいっぱいです。(男性には失礼な言い方で、ゴメンナサイ。例外はいつでもありますが、これが典型的な図なのです)。
雑誌を読まないのではありませんよ。
図書館にも多種多様の雑誌があります。
そして、女性は、美容院で雑誌を読みます。
前(30号)にもお話しましたように、美容院にはちょくちょく行きますからね。
置いてある雑誌は、週刊誌から分厚い月刊誌まで、様々です。
美容院では待ち時間が多いので、あらかた読めてしまうのです。
というわけで、雑誌は買わなくても、すんでしまいます。
【今日のポイント】
50代女性は、雑誌を図書館と美容院で読む。
【忘れてはいけないこと】
「アンノン族」とは、1970年代半ばから後半に現れた、ファッションと観光に中心をおく消費行動をとった若い女性たちのこと。
女性誌に触発された行動をとるというので、この名前がつけられました。
●「アンアン」(平凡出版、現マガジンハウス) 1970年創刊、
「ノンノ」(集英社) 1971年創刊。
わかりやすく言えば、
女性1人だけで、または、女性数人で、雑誌にあるファッションに身を包んで京都や北海道に出かけたのです。
今50代の女性は、かつてアンノン族でもありました。
雑誌買わないで済ませるという事情は、この世代を熱狂させる雑誌が、今はないと、いうことかもしれません。
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