今年度初め、全国の待機児童は25000人以上いた。
特に東京都、神奈川県では多い。
外で働こうとする母親は増えているのだが、
なにしろ保育園が不足している。
「待機児童ゼロを目指す」と、
政府は2002年から言ってきたが、
現実には、施策は進んでいない。
ならばと、自分で保育付きの会社をつくってしまった女性がいる。
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まだ30歳過ぎ、お嬢さんのような雰囲気を保っているMさん。
出産を機に退職したものの、
仕事は断念したくない、
ブランクが長いと復帰できないかもしれない、
かといって育児も楽しみたい。
1年迷って、結局、創業の道を選んだ。
「自宅で自分が働ける時間にガンガン働く」スタイルを、
自分でつくりあげようと決めたのだ。
アウトソーシング業務を請け負う会社を創立。
子育て中の女性を組織して、受託した案件ごとに割り振る。
特徴は、保育室を併設した点である。
スタッフは子連れ出勤でも在宅勤務でもよい。
総務、経理の事務代行、営業支援、サイト運営や更新、
印刷物制作、イベント企画など、
企業が困っていることは何でもする。
「ママ友はみんな素晴らしいキャリアの持ち主。
得意分野を持ち寄れば、
どんなことでもできるんじゃないかと思うんです」
スタッフの技能を活かして仕事を生み出すこともしてしまう。
プリザーブドフラワーの講師資格を持つママがいた。
託児付き教室を開催したところ好評で、
ちゃんとカルチャービジネスになった。
仕事のきめ細かさが評判を呼び、業務は拡大。
資本金を増額、今、登録スタッフを大募集中だ。
弁護士、税理士、社会保険労務士のような
専門家ともネットワークをつくり、
要望に応える態勢を組む。
子育て期にはマイクロビジネスをする働き方を
広めたいと、彼女は言う。
保育にかかるコストは頭の痛い問題だが、
「ママが自然体で働ける会社」を目指している。
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このコラムは、
「Wife」に毎号、河上多恵子が執筆している「トナリの暮らし」を
そのまま載せています。
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