出産にはお金がかかる。
経膣分娩なら病気ではないから
健康保険は使えない。
代わりに、保険者から出産育児一時金が支給される。
2009年1月から38万円になった。
2009年10月には42万円に上げられる。
それでも足りない。
今、5日入院して50万から60万円必要だ。
個室に入るとさらに高い。
いったん全額支払い、後で申請してはじめて手に入る。
クレジットカードを導入していない病院がほとんどで、
手元に現金を用意しなければならず、それも大変だ。
医院が代理で一時金を受け取れる制度もある。
個人は38万円を差し引いて払えばよい。
だがやはり、ホイホイ出せる額ではない。
*2009年10月からは、原則として直接病院に支払われる。
分娩に至る間も検診費用がかかる。
国は緊急少子化対策として、
妊婦検診14回まで公費負担すると決めた。
ただし、実施は自治体によってバラツクらしい。
国と自治体が半分ずつ負担するため、
財政が苦しい市町村では、
妊婦検診の資金がないところも出るというのだ。
生まれてくる赤ちゃんが自分で地域を選ぶわけじゃない、
等しく手当てをしてほしい。
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もう一つ、出産するときの問題がある。
母親が入院している間、上の子供の面倒を誰がみるのか。
幼いお兄ちゃんお姉ちゃんは家にいるのだ。
「配偶者出産休暇」は国家公務員で2日間。
たった2日でもとれるか、
他の有給休暇を続けられるかは職場の状況次第?!
民間企業の場合も同様。
そういう制度自体がない所もある。
結局、祖母を頼りにせざるをえない。
祖母だって今どきは仕事をしていることが多いのに。
男性も家事力をつけて家族のために活躍すべきだし、
それを実現するには、
男性が働かされている現状を見直す必要がある。
社会全体で子供の誕生を祝う仕組みにしたい。
とにもかくにも、
出産後の娘の家におさんどんに行ってきたのですよ、私は。
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このコラムは、
「Wife」に毎号、河上多恵子が執筆している「トナリの暮らし」を
そのまま載せています。
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