原油の値段が上がり、いろいろなところに影響が出ている。
クリーニング代も上がった。
ドライ用の溶剤もポリ袋もハンガーも石油製品。
集配に使う車のガソリンも石油。
有限のエネルギーに
こんなに依存しているのかと、改めて思わされる。
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総務省の家計調査によれば、
2人以上の家庭の洗濯代は、1年で平均9000円足らず。
Mさんの場合、なかなかの衣装持ち。
夫のスーツを除いて、その5倍はかかっていた。
不景気は続きそうだし、お得意さん割引もコスト高で
廃止になったことだしと、
Mさんが考えた節約法。
それは、クリーニングに出さなければならないような洋服は
なるべく着用しないことだった。
特にダウンのような、自分で処置はできず、
しかもクリーニング代がとても高いものは目につくところにはおかない。
寒いとついつい羽織ってしまうからね。
何着もあるオーバーは、今年の流行を考え、
これと決める。
ほかに薄手のトレンチ。
この2枚でコートはすませる。
セーターはカシミヤ100%なんぞ、
普通のセーターよりケア代が高くつくから、
あれこれ着ないことにした。
同じ理由で、シルク製品もやめる。
気に入っているジャケットは、革が部分的にあしらわれて
グッドデザインだが、
その分、クリーニングは手間代が余計に加わる。
この冬は他のもので代用。
素敵でも綿100%のシャツブラウスはたんすの奥深くへ。
自分で洗ったらうまくアイロンがかけられない、という理由だ。
じゃあ、いったい全体何を着るのかと問えば、
洗濯可のウール製品やアクリル混紡製品。
フリースも愛用。
綿ニットの重ね着もするようだ。
家事が上手な友人から、
「あら、ウールのセーターだって自分で洗えるし、簡単よ。
そのほうが生地が傷まなくていいの」と聞いた。
が、下手に干すと型くずれをおこしてしまうし、
面倒なことはしたくないと言う。
おしゃれはどうなる?
「色で勝負よ。ストールを使うし、
しまっておいた昔の大きめブローチでも出してみようかな」。
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このコラムは、
「Wife」に毎号、河上多恵子が執筆している「トナリの暮らし」を
そのまま載せています。
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